テレアポを依頼する際、スキルの高い代行業者を利用したいと考えている方は多いのではないでしょうか。
多くのテレアポ代行業者がありますが、その中でも成果報酬型のテレアポ代行はオペレーターのスキルが高い傾向があります。
ただし、成果報酬型のテレアポ代行は使い方を誤ると料金も高くなるため注意が必要です。
この記事では、成果報酬型のテレアポ代行を使う際の注意点と、おすすめの代行業者を紹介します。
スキルを重視して代行業者を選びたい方はぜひ参考にしてください。
成果報酬型のテレアポ代行とは?
テレアポ代行は何に対して対価が発生するかによって報酬体系が異なります。
以下の表が主な料金体系です。
固定料金型 | 業務時間に対して対価が発生する |
コール課金型 | 行動に対して対価が発生する |
成果報酬型 | 成果に対して対価が発生する |
成果報酬の成果はテレアポ代行企業とお客様の合意で決定します。
そのため、成果報酬のサービス内容や報酬は案件ごとに大きく異なるでしょう。
関連記事:テレマーケティング代行会社おすすめ10選!選び方や料金相場も解説
成果報酬型のテレアポ代行を利用するメリット
成果報酬型のテレアポ代行を利用するメリットは以下の通りです。
- オペレーターの質が高い
- 費用対効果が高い
それぞれ解説します。
オペレーターの質が高い
成果報酬型は結果のみが焦点となるため、対価を得る難易度が一番高いです。
そのため、成果報酬型の料金体系を導入する企業のオペレーターは質が高い傾向があります。
たとえば、オペレーターの質は以下の要素です。
- 商品知識や業界知識
- トークスキル
- 対応力
- 目標へのコミット力
特に成果報酬型のサービスではコミット力が優れています。
数値化できないソフトスキルですが、他の報酬体系では得られない力があります。
費用対効果が高い
アポ獲得単価を単体でみた場合、固定報酬型やコール課金型の方が料金は安い場合が多いです。
一方で、商談の成約単価を考慮した場合、成果報酬型のテレアポ代行が一番安くなる可能性が高いことをご存知でしょうか。
これは高いスキルを活かした質の高いアポ獲得に期待できるためです。
テレアポは商談のための手段で、最終的な目的は売上向上の方が多いです。
売上をあげるためにかかったコストを計算すると、成果報酬型の費用対効果が高い傾向があります。
成果報酬型のテレアポ代行を利用するデメリット
成果報酬型のテレアポを利用するデメリットは以下の2点です。
- 質の低いアポが増える可能性がある
- 予想以上に高額になることがある
それぞれ解説します。
質の低いアポが増える可能性がある
成果報酬型のテレアポでは、アポ獲得の量と収入額は比例しています。
そのため、オペレーターはアポ獲得を最優先に考えるでしょう。
その場合、以下の懸念点があります。
- 質の悪いアポでも量を獲得する
- トークスクリプトを守らない
質の悪いアポとは、決裁者以外とのアポや、見込み顧客のイメージとかけ離れた企業とのアポを指します。
トークスクリプトを守らないとは以下を指します。
- 事前に伝えるべきことを伝えていない
- 言ってはいけないことを口にする
たとえば、商品のデメリットを伝えない、商談での値引きを示唆するなどです。
これらは目の前の報酬だけを考えているため起こります。
お客様の利益を考えられる代行業者か見極める必要があるでしょう。
予想以上に高額になることがある
成果報酬型のテレアポ代行は、報酬の上限が高い傾向があります。
以下の表は他の各料金体系を比較した場合です。
料金体系 | 単価 | リスト数 | 合計金額 |
固定料金型 | 30万円/月 | 100 | 30万円 |
コール課金型 | 2000円/コール | 100 | 0〜20万円 |
成果報酬型 | 1万円/アポ | 100 | 0〜100万円 |
成果報酬型は、想定したアポ獲得率を大きく上回る場合、料金が高額になる可能性があります。
その際、以下の状態だと費用対効果が悪くなるため注意が必要です。
- 質の悪いアポが多い
- 予想以上のアポに対応できるリソースがない
質のいいアポがあり、リソースも十分であれば、全体で見れば費用対効果はプラスになることが多いです。
一方で上記のように、売上につなげるのが難しいアポでは、コストだけ上昇するため注意しましょう。
成果報酬型のテレアポ代行を利用して成果をあげるコツ
成果報酬型のテレアポ代行を利用して成果をあげるコツは以下の3点です。
- 架電リストの量と質を調整する
- アポ獲得の条件を決めておく
- 定期的にトークスクリプトを確認する
それぞれ解説します。
架電リストの量と質を調整する
成果報酬型のテレアポ代行を利用する場合、獲得するアポの質と量をコントロールすることが大切です。
一方、アポの質と量はオペレーター次第なため、コントロールするのが難しいという課題があります。
よって、獲得するアポのコントロールではなく、元となる架電リストのコントロールが必要です。
テレアポ代行に依頼する際は、以下の視点で絞ったリストを提示するのがおすすめです。
- 取引先として欲しい企業
- アポ獲得の難易度が高そうな企業
架電リストをテレアポ代行業者が作成する場合もあるでしょう。
相手にすべて任せるのではなく、リストの精査をした方が後々、アポの量や質で悩むことがなくなります。
提示したリストでアポ獲得ができない場合は、徐々に難易度を下げたリストを依頼すれば問題ありません。
アポ獲得の条件を決めておく
質を担保するために、アポ取得の条件を決めておくのもおすすめです。
成果報酬型のテレアポ代行では、アポの質にこだわらず、数だけに集中する代行業者もあります。
商談の成約率が悪いアポは無駄になり費用対効果が低くなるため、できる限り排除できる仕組みが大切です。
営業で使われるBANT条件などを用いて条件を定めるといいでしょう。
BANT条件は以下を指します。
B:Budget(予算) | 予算はすでに取れているか、取れる見込みはあるか |
A:Authority(決裁権) | 決裁権がある人か |
N:Needs(必要性) | ニーズは明確になっているか |
T:Time(導入時期) | 導入希望時期は決まっているか |
たとえば、BANT条件のうち2つ以上埋まっている人のみアポを取得する、決裁権+1つ埋まっている人のみアポを取得する、などです。
商談の成約率が高いアポに絞り込むための、アポ獲得条件を決めておきましょう。
定期的にトークスクリプトを確認する
成果報酬型のテレアポ代行を利用する際は以下の2点について定期的に確認しましょう
- トークスクリプトには意図した内容が記載されているか
- 実際にどのようにお客様と話しているか
テレアポでは、成果をあげるためにある程度自由なトークは必要です。
一方で、トークスクリプトに記載の内容は、必ず伝える必要もあります。
話し方は自由ですが、伝える内容に制限があるということを理解していない代行業者もいるため注意が必要です。
アポを獲得するためだけのトークでは、アポの質が低下するだけでなく、商談の際に認識齟齬で問題になる可能性もあります。
成果報酬型の代行業者はスクリプトにとらわれないトークを売りにしている企業もあるため、ルールが守られているのかは定期的に確認しましょう。
成果報酬型のテレアポ代行おすすめ10選
テレアポ代行を展開する企業の中で、成果報酬型の報酬体系を利用できる企業を10社紹介します。
下の表に、対応可能なアウトバウンド業務と利用する際の価格帯をまとめているため詳細をご確認ください。
会社名 | アウトバウンド業務 | 価格帯 |
株式会社イントゥリード | 【アポイント】 新規訪問、獲得リード訪問コール 【リサーチ】ニーズ調査、競合情報、導入調査、キーマン情報【告知・集客】督促・催促、セミナー・イベント案内・集客、緊急告知 | 5.8万円/100社〜 |
株式会社エスエスプロバイド | キーマン情報の調査、各種アポ獲得代行、ポータルサイトの掲載案内、既存客の掘り起し | 30万円/月~ |
株式会社アウトバウンドマーケティング | ヒアリング目的のテレアプローチ、アポイント目的のテレアプローチ | 80〜300円/1コール1〜3万円/1アポイント |
株式会社イマクリエ | BToB:営業代行、アンケート/市場調査、セミナー誘致 対自治体:営業代行、アンケート/市場調査 | 30万円/月~ |
株式会社ネオクリエイト | 新規アポイント獲得、市場調査、休眠掘り起こし、アップセル、リード獲得(資料請求など)、DM送付後のフォローコール、既存顧客フォローコール | 3コールプラン:200円/1リスト〜 |
シティコンピュータ株式会社 | 各種アポ獲得代行、キーマン情報の獲得、リマインドコール、招待状発送コール、市場調査、フォローコール | 個別見積もりが必要 |
株式会社グッドクロス | 各種案内、送付DM到着確認、内容補足説明、販促、誘致、過去客への再購入購読斡旋、定期購入購読斡旋、クロスセル、企画応募者への当選連絡発送先聴取 | 3万円/月~ |
SBモバイルサービス株式会社 | アポイント取得、リード獲得、休眠顧客掘り起こし、内覧会誘致、店舗誘因 | 1席オペレータ1名30万円/月~ |
株式会社ASXEED | 新規顧客開拓、リード獲得、既存顧客へのアプローチ、休眠顧客の掘り起こし、各種アポ獲得代行 | 個別見積もりが必要 |
株式会社ネオキャリア | テレアポ代行、インサイドセールス | 30万円/月~ |
株式会社イントゥリード
引用元:株式会社イントゥリード
株式会社イントゥリードはBtoB企業の新規案件創出を得意とするテレマーケティング企業です。
株式会社イントゥリードの特徴は以下の通りです。
- 法人リストの準備、トークスクリプトの作成も高品質に対応
- どのような会社に売りたいのか、抽象的な要望から依頼可能
- AIDMAなどの営業手法を用いて再現性のあるテレアポを実施
新規市場開発を高い営業力でサポートします。
株式会社エスエスプロバイド
引用元:株式会社エスエスプロバイド
株式会社エスエスプロバイドは1,000万件以上の法人データを保有するテレアポ代行企業です。
株式会社エスエスプロバイドの特徴は以下の通りです。
- リスト保有数は業界トップクラス
- リストは都道府県別、各業種ごとに抽出可能
- 新規立ち上げの会社リストを毎月更新
お客様のターゲットにあったリストの抽出が可能です。
また、新規立ち上げの会社へのアプローチはどこよりも早く行えます。
株式会社アウトバウンドマーケティング
株式会社アウトバウンドマーケティングはアウトバウンド型のテレマーケティングに特化したテレアポ代行企業です。
株式会社アウトバウンドマーケティングの特徴は以下の通りです。
- テレアポのプロフェッショナルがアプローチを担当
- キーマンを探し、適切な担当とアポを獲得
- お客様オフィスでの稼働も可能
スキルの高い人材を配置することで、アポ獲得率を向上し、1アポあたりのコストを削減しています。
よって、高品質で低価格なサービスを提供可能です。
株式会社イマクリエ
引用元:株式会社イマクリエ
株式会社イマクリエはBtoBの決裁者アポイントの獲得や、自治体へのアポイントの獲得を得意としているテレアポ企業です。
株式会社イマクリエの特徴は以下の通りです。
- 人月契約ではなく、時間単位の契約が可能
- 席数の増減は最短翌日に対応
- 提案資料の作成も代行
特定の時間や曜日に特化した架電もできるため、必要最低限のコストで利用できます。
株式会社ネオクリエイト
引用元:株式会社ネオクリエイト
株式会社ネオクリエイトはBtoB、BtoCどちらのテレアポにも対応可能な企業です。
株式会社ネオクリエイトの特徴は以下の通りです。
- トークスクリプトと架電リストはすべて作成
- お客様に合わせた料金体系を提案
- 契約締結後、最短3営業日から業務をスタート可能
新規顧客創出のテレアポ実績が多いですが、お客様の要望に合わせたテレアポ業務に対応できます。
シティコンピュータ株式会社
引用元:シティコンピュータ株式会社
シティコンピュータ株式会社は1989年創業の豊富な実績と高品質なサービスをもつテレアポ代行企業です。
シティコンピュータ株式会社の特徴は以下の通りです。
- 10席以下の小規模案件〜100席以上の大規模案件まで対応
- 高いセキュリティ基準で個人情報管理を徹底
- お客様の「生の声」を分析し、改善案を提案
柔軟な対応とヒアリング情報を元にした提案でビジネスをサポートします。
株式会社グッドクロス
引用元:株式会社グッドクロス
株式会社グッドクロスはコストパフォーマンスの高さが武器のテレアポ代行企業です。
株式会社グッドクロスの特徴は以下の通りです。
- 東京を拠点に24時間365日対応
- 依頼から最短5営業日で業務をスタート可能
- 全通話録音し、リアルタイムで共有
東京オフィスの見学や録音内容の確認でテレアポの状況をモニタリングできます。
SBモバイルサービス株式会社
引用元:SBモバイルサービス株式会社
SBモバイルサービス株式会社は大手通信グループ会社のコンタクトセンターサービス企業です。
SBモバイルサービス株式会社の特徴は以下の通りです。
- グループ会社の電話業務を代行している実績とノウハウ
- コンタクトセンターで培ったコミュニケーション力
- 豊富な研修制度で一定以上の能力を担保
豊富な実績とノウハウで高品質のサービスを安定して提供します。
株式会社ASXEED
引用元:株式会社ASXEED
株式会社ASXEEDはアウトバウンド型のコールセンター委託サービス企業です。
株式会社ASXEEDの特徴は以下の通りです。
- アポ獲得率だけでなく、商談成約率にもこだわったテレアポ
- 少数精鋭で、結果が出せる業界に特化したサービス提供
- 独自開発したシステムで質の高いリストを作成
お客様の売上向上に焦点をおいたテレアポを行います。
株式会社ネオキャリア
引用元:株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアはテレアポから商談までワンストップで提供するテレアポ代行企業です。
株式会社ネオキャリアの特徴は以下の通りです。
- 直接雇用の人材を多く採用し、質の向上とコスト削減を実現
- リスト作成会社と提携し、質の高いリストを提供
- デイリー報告と定例MTGで安心のサポート
お客様が安心して業務を任せられる体制を整えています。
成果報酬型のテレアポ代行は依頼のコツを理解して利用しよう
成果報酬型のテレアポ代行業者は費用対効果が高い傾向があります。
一方、利用方法を間違えると、想定以上にコストが高くなるため注意が必要です。
費用対効果を高くするために、この記事で紹介した注意点を意識しましょう。
この記事で紹介したテレアポ代行業者は、スキルが高いだけではなく、業務内容や料金体系をお客様の要望に合わせて柔軟に変更可能です。
テレアポ代行業者選びに迷っている方は、ぜひ一度問い合わせしてみましょう。