EC物流における大手サービス企業おすすめ10選を紹介

昨今、EC物流の需要が高まっており、アウトソーシングを検討したいとお考えの方もいるでしょう。

物流業務を第三者に委託する3PLや、運用からバックヤード業務まで包括的に請け負うフルフィルメントなど、サービス形態は多岐に渡ります。

物流業界では配送ルートの最適化や業務フローの効率化などの取り組みが行われており、アウトソーシングを利用することでEC事業者にさまざまなメリットがあります。

そこで今回は、EC物流の概要やメリット、おすすめの大手サービスを紹介します。

EC物流への理解を深めたい方や、アウトソーシングを検討中の方はぜひ参考にしてください。

EC物流とは

EC物流は、インターネット通販における物流を指します。物流とは、商品を顧客に届けるまでの一連の流れのことです。

たとえば顧客がオンラインで注文すると、その決済内容に基づいて事業主が手続きを行い、顧客のもとに商品が届けられます。

ただし、物流はただ商品を届けることだけを指すのではありません。商品の梱包や検品など、細かな業務が含まれています。

EC事業者が顧客の信頼を得るためには、物流工程をスムーズかつ正確に進めていくことが必要不可欠です。

物流プロセスを最適化することで業務の効率化や利益向上につなげられます。

関連記事:EC物流とは?業務の流れや業界の課題点・解決方法を紹介

EC物流のプロセス

EC物流のプロセスは、一般的に下記の手順に沿って行われます。

  1. 入荷
  2. 保管・在庫管理
  3. 受注処理
  4. ピッキング
  5. 流通加工
  6. 梱包
  7. 出荷
  8. 配送

各工程を最適化することで、顧客満足度の向上やコスト削減を図れます。

またEC物流サービスを利用すれば、これらの手順を効率的に実施できます。

企業にEC業務をアウトソーシングする場合は、物流倉庫やフルフィルメントセンターで商品の在庫管理が行われます。

EC物流サービスを利用するメリット

EC業務をすべて自社で行うと、多くの時間と労力がかかります。

しかしEC物流サービスを利用することで、次のようなメリットが得られます。

  • 手作業によるミスが減る
  • 業務効率化につながる
  • コア業務に専念できる

それぞれのメリットについて確認していきましょう。

手作業によるミスが減る

手作業でピッキングを行うと、誤出荷が発生するリスクが多くなります。

EC物流企業ではハンディ―スキャナーが導入されていることが多く、ヒューマンエラーを起こさないための取り組みが実施されています。

EC物流サービスを利用することで、手作業によるミスを防ぎ、物流品質を高められるのです。

業務効率化につながる

EC物流サービスでは、受注処理から配送まで一貫したサービスを提供しています。

ノウハウが蓄積されているため、業務フローの簡略化によって、スピーディに商品を顧客のもとへ届けられるのです。

また倉庫管理や配送業務などの専門知識やノウハウを持つスタッフが対応するため、自社で人材育成を行う必要もありません。

コア業務に専念できる

自社で物流業務を行う場合は、注文処理や梱包、配送手続きなどに多くの時間と労力を要します。

物流業務を他社に依頼することで、マーケティングや販売促進などの根幹業務に時間を割けるようになります。

人材不足の問題解決や顧客品質の向上にも役立つため、利益拡大に貢献できるのです。

EC物流サービス大手企業10選

EC物流サービスを検討したいけど、どこに依頼すればいいか分からない方もいるでしょう。

EC物流をアウトソーシングできる大手企業を下記の表にまとめました。

企業名特徴
株式会社大崎SCM構築支援が受けられる全国各地に物流拠点あり
住商グローバル・ロジスティクス株式会社独自開発したWMSを採用SGL通販オペレーションメソッドによりスムーズな物流を実現
ディーエムソリューションズ株式会社ロジスティクスとマーケティングの両輪でサポート越境ECにも対応可
鈴与株式会社全国140拠点の倉庫ネットワークと高品質な物流サービスが強み最適立地分析によるリードタイム短縮を実現
トランス・コスモス株式会社EC運営をワンストップサービスで提供マーケティング強化もサポート
Prozy株式会社クライアント目線での流通加工を提供デジタル領域からオフラインマーケティングまで対応可
公共ロジスティクス株式会社商品特性に適した物流品質を管理季節性の変動にも柔軟に対応
キチナングループ株式会社化学工業製品や危険物などにも対応幅広い流通加工や検品を実施
株式会社スクロール360ささげ業務からマーケティング、システム開発までEC運営をトータルサポート
株式会社イー・ロジット顧客対応に優れたオペレーターを採用業務フローや運用ルールの整理を徹底

ここから、それぞれの特徴を紹介します。比較検討の際に役立ててください。

株式会社大崎

株式会社大崎は、総合物流サービスを営む企業です。

全国各地に物流拠点があり、設備や土地、建物内のスペースを提供することで、生産工場の支援を実現しています。

入荷から出荷だけでなく、製造業務や品質管理などの工程まで対応してくれます。

また、現状の課題点を共有し、分析に基づいた提案を受けることが可能です。

高品質で安定したサービスを実現するために、業務フローの確認や改善を実施しています。

住商グローバル・ロジスティクス 株式会社

住商グローバル・ロジスティクス株式会社は、国際物流機能を持つ大手企業です。

海外に展開したグローバルネットワークを活用でき、国際輸送の際に必要な申告や書類作成などの輸出入業務まで依頼できます。

また独自開発したWMSを採用しており、作業状況の見える化を実現。蓄積されたデータをもとに、課題を明確にできる点が強みです。

WMSに連動したSGL通販オペレーションメソッドにより非効率な工程を見つけ出し、リードタイムの短縮や改善につなげます。

ディーエムソリューションズ株式会社

ディーエムソリューションズ株式会社は、ロジスティクスとマーケティングの両輪で課題解決をサポートしてくれる企業です。

フルフィルメントだけでなく、Webマーケティングやデザインマネジメントなどの多彩な支援を行ってくれます。

物流アウトソーシングサービスである「ウルロジ」をリリースしており、EC事業者のバックヤード業務をサポート。

また、初めての外注でも安心できるフォロー体制が整えられていることもポイントです。

当日13時までに出荷指示を送れば、当日発送が可能。オンラインだけで出荷業務が完結できます。

鈴与株式会社

鈴与株式会社は、創業220年を超える老舗の物流企業です。

全国140拠点に倉庫ネットワークがあり、高品質な物流サービスを提供しています。

最適立地分析によるリードタイム短縮を実現し、翌日配送可能なエリアの拡充を実現しました。

取り扱い品目は化粧品、医療機器、ワイン、日用品、食品など幅広く、EC通販や小売業などニーズに合わせた物流サービスを提供しています。

トランス・コスモス株式会社

トランスコスモス株式会社は、ECワンストップサービスを提供している企業です。

ECサイト構築から運用、物流業務やカスタマーサポートまで支援してくれます。

総合プロジェクトマネジメントでマーケティング強化も行うなど、利益拡大を考えた提案力が魅力です。

トレンド情報や蓄積された知見をもとに、最適なプランを提供。EC運営を軌道に乗せたい事業者を後押しします。

Prozy株式会社

Prozy株式会社は、物流業務だけでなくブランディングやマーケティングの実績が豊富な企業です。

販売促進のノウハウが豊富なため、戦略や施策の方向性についてアドバイスを受けることが可能です。

また商品に合わせた最適な梱包サイズと方法を選択してもらえるため、コスト削減につながるのもポイントの一つ。

入荷から顧客へのアフターサポートまで、バックヤード業務をまるごと依頼できます。

公共ロジスティックス株式会社

公共ロジスティクス株式会社は、オーダーメイド型の物流サービスを提供している企業です。

食品の賞味期限管理や温度管理など、多様なニーズに応えられる体制を整えています。

冷蔵・冷凍倉庫を保有しているため、温度管理が必要な商品の保管が可能。鮮度を保ったまま顧客のもとへ商品を届けられます。

またアパレルのような季節性の変動がある商品の場合でも、リードタイムの短縮ができるように業務フローの調整や改善を実施しています。

キチナングループ株式会社

キチナングループ株式会社は、効率的なワンストップサービスを提供しています。

危険物含め、幅広い荷物の保管が可能な倉庫を揃えています。

また一般的なラベル貼りだけでなく、検針や組み換え作業などの幅広い流通加工に対応可能。

社員同士や顧客との密なコミュニケーションを重視しており、トータル物流サービスで利益拡大に貢献してくれます。

株式会社スクロール360

株式会社スクロール360は、通販ワンストップを実現する物流サービス企業です。

EC事業者を360度トータルでサポートすることを掲げており、支援実績は750社以上を誇ります。

入庫検品からささげ業務まで対応。商品登録や画像加工もお任せできる細やかなサービスが魅力です。

フルフィルメント業務だけでなく、システム構築やマーケティング支援などのサポートを受けることも可能です。

株式会社イー・ロジット

株式会社イー・ロジットは、ECマーケティングやフルフィルメント事業を行う企業です。

物流ロボティクスによって業務を自動化。省人化によってコストダウンを実現しています。

また質の高いオペレーターを育成しており、安心して顧客のカスタマーサポートを任せられる点が強みです。

業務フローや運用ルールの整理を徹底しており、連携を取りながら進めてもらえます。

EC物流サービスを選ぶ際のポイント

EC物流サービスを選ぶ際、次の点を意識することが大切です。

  • 出荷実績が豊富か
  • 商品の品質を維持できるか
  • 事故防止の取り組みがあるか

これらのポイントを踏まえ、自社に合ったサービスを選びましょう。

出荷実績が豊富か

サービスを探す際は、企業のサイトや資料をよく読み、どのような実績があるか確認しましょう。

豊富な出荷実績を持つ企業は、ノウハウが豊富であるため、安定したサービスを提供できる傾向にあります。

顧客からクレームがきた際や、返品処理が必要になったときなど、イレギュラーやトラブルに対しても迅速な対応に期待できます。

実績を見る際は、どのような企業にサービス提供を行っているかや、これまでに取り扱ってきた品目などを確認することも大切です。

これにより、自社の運用実態に即した親和性の高い企業を選定できます。

商品の品質を維持できるか

EC物流においては、顧客のもとに荷物が届くまでに、品質が維持されていることが重要です。

したがって、商品に合わせた適切な保管環境を提供する企業を選ぶようにしてください。

たとえば、食品や化粧品などは温度管理や湿度管理が必要です。

精密機器においては、衝撃や振動を避け、埃や塵が入らないように注意しなければなりません。

またどんな商品においても、入出荷の工程や梱包作業で商品が破損しないよう丁寧に扱われる必要があります。

商品の特性に合わせた環境を提供しているだけでなく、安心して物流業務を任せられる企業に依頼しましょう。

事故防止の取り組みがあるか

EC物流のプロセスで事故が発生すると、顧客離れや悪評の原因につながります。

売上機会の損失だけでなく、企業の長期的なイメージダウンにも影響するため、できる限り避けなければいけません。

商品の破損や紛失、配達遅延のほか、個人情報の漏洩などにも気を付ける必要があるでしょう。

事故を避けるためには、セキュリティ対策やマニュアルの整備が行われているかなど、企業の運用実態を把握することが大切です。

倉庫の見学やサービスについての説明を受けることで、選定先を選ぶ決め手につながります。

まとめ:EC物流サービスを選ぶなら実績が豊富な大手企業がおすすめ

EC物流サービスを利用することで、業務効率化につながり、顧客満足度の向上にも貢献します。

ただしそのためには、自社に適した企業を選ぶことが必要不可欠です。

アウトソーシングでは、顧客の個人情報や大切な商品を託すことになります。

EC物流の実績がある大手企業であれば、ノウハウが豊富であるため、安心して任せられる依頼先が見つかるでしょう。

複数の企業を比較検討し、得られた情報をもとに選定することで、納得のいく依頼先を見つけられます。

一括.jpでは、記事内で紹介した企業に一括で問い合わせることが可能です。ぜひご活用ください。