法人携帯の乗り換え先でおすすめは?手順や注意点を解説

法人携帯のコストを下げる方法の一つに、他キャリアへの乗り換えがあります。

法人携帯の運用は毎月のコストが生じるので、月額料金の安いキャリアへ乗り換えれば節約が期待できます。

「でも、乗り換えは難しそう」

このような方に向けて、法人携帯の乗り換え先や手順を解説します。必要なMNP手続きや注意点、各キャリアの特徴が理解できるので、ぜひ参考にしてください。

法人携帯の乗り換えにはMNPが必要!

MNP(Mobile Number Portability)とは、携帯電話の番号を他社に移す仕組みのことです。MNPを利用することで電話番号そのままに他社に乗り換えられます。

法人携帯の乗り換えで電話番号が変わると、取引先などへの連絡作業が必要です。MNPを利用することで、自社も取引先も煩わしい変更作業が不要になります。

MNPの準備および法人携帯の乗り換え手順

MNPの準備および法人携帯の乗り換え手順は下記のとおりです。

  1. 予約番号の発行
  2. 転入手続き
  3. 開通手続き

これらの順序は変えられないので注意しましょう。それぞれのステップを解説します。

予約番号の発行

現在利用しているキャリアでMNP予約番号発行を申請します。各キャリアの問い合わせ先は以下のとおりです。

キャリア電話番号インターネット添付
ドコモ1510120-800-000ドコモショップ
au0077-70410120-925-041auショップ、PiPit各店
ソフトバンク55330800-100-5533My softbankソフトバンクショップ
ワイモバイル0800-222-8449My Y!mobileワイモバイルショップ
UQモバイル0120-001-659my UQ mobile
mineoマイページ

MNP予約番号には15日の有効期限がありますので、発行後は速やかに次のステップに進みましょう。

転入手続き

予約番号を発行したら、乗り換え先で転入手続きをします。転入手続きには確認書類が必要です。キャリアによって異なりますが、基本的に以下のものが求められます。

種類確認しょるお
MNP予約番号
法人に関する確認書類・登記簿謄(抄)
・本印鑑証明書
来店者の本人確認書類・運転免許証
・マイナンバーカード
・健康保険証
「法人」との関係がわかるもの社員証名刺代表者からの委任状
毎月の支払いに必要なもの・クレジットカード
・キャッシュカード
・預金通帳
・印鑑
その他法人印

転入手続きに関するキャリア別の問い合わせ先は以下のとおりです。

キャリア電話番号インターネット店舗
ドコモ0120-003300(法人営業担当部)オンラインショップドコモショップ
auauショップ、PiPit各店
ソフトバンクWebサイト
ワイモバイルオンラインストア
UQモバイル0120-929-975UQ取扱店
mineo申込みページ

開通手続き

転入手続きが完了したら、開通手続きに進みます。

Webで申し込んだ場合は後日、端末やSIMカードが郵送で届きます。店舗で転入手続きした場合は、その場で手続き完了です。

なお開通手続きが完了すると、乗り換え前のキャリアとの契約は解除されます。

法人携帯を乗り換える時の注意点

法人携帯に乗り換える際は、以下の点に注意しましょう。

  1. MNP予約の有効期限
  2. 乗り換え先の対応端末
  3. キャリアメールアドレス
  4. 個人から法人への名義変更

これらに注意しないと、乗り換えがうまくいかなかったり、乗り換え後のトラブルにつながったりします。一つずつ解説しましょう。

MNP予約には有効期限がある

MNP予約番号には、15日の有効期限が定められています。有効期限を過ぎた場合は再度、発行手続きが必要です。

乗り換え先で使えなくなる端末がある

対応バンドの関係で、現在のスマホが利用できなくなる可能性があります。

乗り換え前に機種仕様を確認しましょう。同じ機種でも、キャリアごとに対応バンドが異なる場合があるので注意しましょう。

キャリアメールアドレスは持ち越せない

現在のキャリアメールアドレスは乗り換え後に利用できません。仕事で利用している場合は、取引先などに変更連絡が必要です。

個人から法人への変更には、名義変更が必要

個人から法人へのMNPはできないので、事前に名義変更が必要です。ただし、UQmobileのような一部の格安SIMは名義変更に対応していません。その場合は、乗り換え先で名義変更をしましょう。

法人携帯の乗り換え先を選ぶポイント

法人携帯の乗り換え先を選ぶ上で、注目したいポイントは3つです。

  • 料金
  • サポート体制
  • キャッシュバック

これらのポイントを比較することで、メリットの大きいキャリアがわかります。1つずつ詳細を解説します。

料金

以下3つの要素から月々のコストを計算しましょう。

  • 基本使用料
  • 通話料金、オプション
  • 割引

データ通信量と通話時間によって最適なプランは異なります。現在のキャリアプランを参考に、乗り換え先の最適なプランを決めましょう。

サポート体制

サポート体制を事前に調べておきましょう。故障などのトラブル発生時に、すぐ対応できるキャリアが理想です。

店舗が多いキャリアは、直接携帯を持っていけるため安心です。

キャッシュバック

乗り換えによる違約金を補填する目的で、数万円のキャッシュバックキャンペーンが提供されています。なお、オプション加入が条件という場合もあるので、詳細を確認しましょう。

法人携帯の乗り換え先を比較!

乗り換え先キャリアを、3大キャリアと格安SIMに分けて比較します。

3大キャリア格安SIM
・ドコモ
・au
・ソフトバンク
・ワイモバイル
・UQモバイル
・mineo

格安SIMは様々なキャリアが参入していますが、今回は人気が高い3社を厳選しました。キャリアごとにプランや特徴が異なるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

3大キャリア|安定した回線が魅力

3大キャリアの魅力は、安定した回線と手厚いサポートです。自社回線を所有しているため通話・通信が安定しています。全国に店舗があり、サポートを受けやすいのもメリットです。

続いてドコモ・au・ソフトバンクの特徴を見ていきます。

ドコモ

ドコモは国内最大級のネットワークを活かした、安定した通信環境が魅力です。

利用料金体系は以下のとおりです。

プラン名データ容量月額(税込)
5Gギガホ プレミア~3GB5,665円
5Gギガホ プレミア3GB〜7,315円
ギガホ プレミア~3GB5,555円
ギガホ プレミア3GB〜10GB7,205円
5G ギガライト/ギガライト~1GB3,465円
5G ギガライト/ギガライト〜3GB3,465円
5G ギガライト/ギガライト〜3GB4,565円
5G ギガライト/ギガライト〜5GB5,665円
5G ギガライト/ギガライト〜7GB6,765円
※通話料金 税込22円/30秒
社員間通話無料

かけ放題オプションは、時間無制限と5分無料の2つがあります。

オプション月額(税込)オプション
かけ放題オプション1,870円国内通話が無料
5分通話無料オプション770円国内通話が5分以内無料

法人向けに割引サービスも用意されています。

割り引く1回線あたりの割引額
みんなドコモ割最大1,100円
ビジネスメンバーズ割187円
ドコモ光セット割1,100円 
※20回線まで

グループウェアやクラウドストレージなど、ビジネスに活用できるサービスも提供しており、多くの企業に利用されています。

au

auは豊富なプランを用意しています。すべて無制限の使い放題に統一されていますが、データ利用量が3GB以下だと1650円割引されます。

プランデータ容量月額(税込)
プラン名使い放題MAX 5G/4G~3GB5,588円
使い放題MAX 5G/4G3GB〜7,238円
使い放題MAX 5G
with Amazonプライム
~3GB6,358円
使い放題MAX 5G
with Amazonプライム
3GB〜8,008円
使い放題MAX 5G Netflixパック(P)/
使い放題MAX 4G Netflixパック(P)
~3GB6,688円
使い放題MAX 5G Netflixパック(P)/
使い放題MAX 4G Netflixパック(P)
3GB〜8,338円
使い放題MAX 5G テレビパック/使い放題MAX 4G テレビパック~3GB7,458円
使い放題MAX 5G テレビパック/使い放題MAX 4G テレビパック3GB〜9,108円
使い放題MAX 5G DAZNパック/
使い放題MAX 4G DAZNパック
~3GB8,118円
使い放題MAX 5G DAZNパック/
使い放題MAX 4G DAZNパック
3GB〜9,768円
使い放題MAX 5G ALL STAR パック~3GB8,778円
使い放題MAX 5G ALL STAR パック3GB〜10,428円
3GB~10,428円
通常通話料金 22//30秒

かけ放題は時間無制限と、5分間無料、社員間無料の3つを用意しています。

プラン月額(税込)内容
通話定額ライト2880円1回5分までの国内通話無料
通話定額21,980円国内通話無料
ビジネス通話定額(au発信)330円社員間同士の通話無料

さらに、auは2つの法人割を用意しています。

【①法人割】

対象内容
基本使用料25%オフ
社員間の国内通話30%オフ
社員間の国内SMS送信料無料
無料通話時間社内で分け合える

【②法人割プラス】

利用回線数割引額
2回線550円※1
3回線1,100円
4回線2,222円
※1「auデータMAXプラン Netflixパック」は1,100円

多様なプランとオプションを組み合わせることで、料金を安く抑えられます。

<ソフトバンク

ソフトバンクは「データシェアプラン」「海外パケットし放題」といった豊富なサービスが特徴です。

月額利用料金プランは2種類に分けられ、使用したデータ容量で料金が決まります。

プランデータ容量月額(税込0
ミニフィットプラン+~1GB3,278円
ミニフィットプラン+~2GB4,378円
ミニフィットプラン+~3GB5,478円
メリハリ無制限プラン~3GB5,588円
メリハリ無制限プラン3GB〜7,238円
3GB~7,238円
通常通話料金 22円/30秒

かけ放題は5分以内無料と、無制限の2種類です。かけ放題に加入することで、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO宛のSMSが無料になります。

オプション月額(税込)内容
准定額オプション+880円1回5分以内の通話無料
定額オプション+1,980円24時間国内通話が無料

その他にもソフトバンクは「LINE Works」「Microsoft 365」といった、ビジネスツールの導入支援サービスを提供しています。

格安SIM|コスパのよさが魅力

格安SIMの魅力は料金の安さです。月々の料金を1,000円に抑えることも可能なので、コスパ重視なら格安SIMがおすすめ。

格安SIMの中でも代表的なワイモバイル・UQモバイル・mineoをご紹介します。

ワイモバイル

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、安定した通信が可能です。

料金プランはデータ容量に応じた3種類です。

プランデータ容量月額(税込)
シンプルS3GB1,408円
シンプルM15GB2,508円
シンプルL25GB3,388円
通常通話料金 22円/30秒

かけ放題プランには、10分以内の国内通話が無料になる「だれとでも定額」があります。

また、ワイモバイルはテザリング機能が標準で付いています。今までオプション料を払ってテザリングしていた人には大きなメリットでしょう。

UQモバイル

UQモバイルはau回線を利用しているため、通信が安定しています。また、速度制限時もある程度のスピードが出る点もメリットです。

プランデータ容量月額(税込)
プラン名基本データ容量月額利用料
くりこしプランS +5G3GB1,628円
くりこしプランM +5G15GB2,728円
くりこしプランL +5G25GB3,828円
通常通話料金 22円/30秒

通話オプションは、無制限・10分無料・60分パックの3種類です。

オプション月額(税込)内容
通話放題1,980円国内通話無料
通話放題ライト880円1回10分以内の国内通話無料
通話パック550円最大60分/月の国内通話無料

(税込)なお、UQモバイルは名義変更できません。そのため、個人から法人に移行したい場合は、乗り換え後に変更手続きが必要です。

関連記事:UQモバイル法人契約のメリット・デメリット!プランや手順を解説

mineo

mineoはドコモ・au・ソフトバンク回線を利用するトリプルキャリアに対応。ただし、キャリアとデータ使用量によって料金が異なります。

データ容量ドコモプランauプランソフトバンクプラン
500MB1,540円1,540円1,925円
3GB1,760円1,760円2,145円
6GB2,508円2,508円2,893円
10GB3,542円3,542円3,927円
20GB5,148円5,148円5,533円
30GB7,260円7,260円7,645円
国内通話料金 22円/30秒

通話に関しては、以下のオプションを用意しています。

オプション料金内容
mineoでんわ11円/30秒専用アプリを使えば適用
10分かけ放題880円10分以内の国内通話無料

さらに、mineoは余ったデータ量を社員間でシェアできます。

まとめ:準備を整えてから法人携帯の乗り換えを進めよう!

法人携帯乗り換えの手順はシンプルです。正しく方法を理解し、必要なものを用意すれば、滞りなく完了するでしょう。

ただし、準備なしでは思わぬトラブルにつながるので注意が必要です。

今回ご紹介したキャリアやプランを参考に、法人携帯の乗り換えを検討してみましょう。