法人携帯でガラケーを契約するメリット・デメリットを解説

法人携帯を契約する際に、ガラケーとスマホで悩まれませんか?

なるべく安く法人携帯を導入したい場合、ガラケーが候補に上がります。

しかし、導入コストだけでガラケーを契約すると思わぬ後悔をする可能性も。

そこで今回はガラケーのメリット・デメリットから各通信会社の料金プラン、特徴までご紹介します。

ガラケーを法人契約するかどうかの基準がわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。

法人携帯でガラケーを契約する4つのメリット

ガラケーを法人契約する前に、まずメリットを知っておきましょう。

  1. 端末、プランともに料金が安い
  2. 電池持ちが良く、バッテリー交換も可能
  3. 画面が内側のため壊れづらい
  4. 物理キーで操作しやすい

4つの要素は検討する上で重要です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.端末、料金プランともに料金が安い

ガラケー最大の魅力は料金の安さです。

どの通信会社もガラケーの端末、料金プランともに安く設定されています。

端末、料金プランそれぞれの料金を見てみましょう。

ガラケーの端末料金

大手通信会社別にガラケーの販売価格を比較してみました。

キャリア機種名本体料金(税込)
ドコモAQUOS ケータイ SH-02L31,680円
auGRATINA KYF4233,000円
ソフトバンクAQUOS ケータイ432,400円

どの通信会社もガラケーであれば約30,000円で購入が可能です。

iPhone14 128GBが約70,000円のため、ガラケーは半額以下ということがわかります。

ガラケーの料金プラン

ガラケーの料金プランも比較します。

キャリアプラン月額(税込)
通信会社プラン名料金
ドコモケータイプラン(データ100MBがセット)1,507円
auケータイプラン1,595円*1
ソフトバンクデータ100MBプラン1,408円*2
*1:内訳 音声基本料金1,265円+データ300MB 330円
*2:内訳 音声基本料金1,078円+データ100MB 330円

どの通信会社も、約1,500円で契約可能です。

なお、全プラン共通して通話料金が22円/30秒で発生します。

スマートフォンの場合、割引を適用しても月最低2,000円〜3,000円ほど。比較すると、ガラケーのお得さがわかるでしょう。

ガラケーを選ぶならかけ放題をオプションで付けよう

ガラケーは通話した時間分の料金が発生するので、通話のしすぎが気になるところ。

そのため、かけ放題のオプションがおすすめです。

かけ放題には、5分以内通話無料とかけ放題の2つのオプションがあり、それぞれの詳細は以下の通りです。

【5分以内通話無料】

キャリアオプション料金(税込)
ドコモ5分通話無料オプション770円
au通話定額ライト2880円
ソフトバンク準定額オプション880円

【かけ放題】

キャリアオプション月額(税込)
ドコモかけ放題オプション1,870円
au通話定額21,980円
ソフトバンク定額オプション1,980円

5分以内通話無料は約900円、かけ放題は約2,000円で契約できます。

2.電池持ちが良く、バッテリー交換も可能

ガラケーは余計な機能が搭載されていないため、充電持ちが良いです。

またバッテリーに関しても、スマートフォンのように端末に内蔵されていません。

そのためガラケーを使い続け電池持ちが悪くなった場合、バッテリー交換も簡単で、費用も数千円と安価です。

3.落としても壊れづらい

ガラケーは内側に折りたたむ構造のため、液晶割れの故障を防げます。

防水・防塵機能を搭載した機種もあり、さらに耐久性も高くできます。

物理的に壊れづらいことに加え、ガラケーはシンプルな構造で作られており、突如フリーズするようなソフトウェアに関するトラブルも少なめです。

4.物理キーで操作しやすい

ガラケーにはテンキーや十字キーが存在するため、操作しやすい設計になっています。

物理キーがあることでボタンを押した感覚があり、打ち間違えを防げます。

法人携帯でガラケーを契約する3つのデメリット

ガラケーならではの魅力は多くありますが、デメリットも存在します。

ここでは、法人契約でガラケーを契約するデメリットを紹介します。

  1. 機能が少ない
  2. 小さな画面で文字が見えづらい
  3. 大容量のデータは取り扱えない

利用用途により、スマートフォンでないとできないこともあります。ガラケーの弱点について詳しく解説します。

1.機能が少ない

ガラケーは通話することをメインに作られているため、機能が少なめです。

現在販売されているガラケーにAndroidOSを搭載している機種もあり、スマートフォンと変わらないと思うかもしれません。

OSを搭載しているのでアプリをダウンロードできますが、ガラケーに対応していないものも多いです。

またOSやアプリのバージョンアップに伴い、対応しなくなるケースもあり、ガラケーでアプリを利用するのは難しいといえます。

2.小さな画面で文字が見えづらい

ガラケーは物理キーが存在するため、画面サイズは小さめです。

画面サイズはほとんどが約3.5インチですがiPhone14(6.1インチ)と比較すると半分程度です。

画面サイズが小さいと表示できる情報量が少なくなるため、たくさんの情報を見たい方には不向きでしょう。

3.大容量のデータは取り扱えない

ガラケーの用途は通話メインのため、データの受け渡しはメール中心になります。

1メールあたりに添付できるデータ容量が決められており、重いファイルを送れません。

ガラケーはこのようなビジネスマンにおすすめ

ガラケーはどういった方におすすめなのでしょうか?

メリット・デメリットを踏まえた上で、おすすめできるビジネスマンの特徴を紹介します。

  1. 通話利用が中心の方
  2. 外回りが多い方
  3. 毎月の料金を安くしたい方

1.通話利用が中心の方

ガラケーは通話利用が多い方におすすめです。

機種によってはよく電話する方を3名まで登録でき、スマートフォンよりも本体が軽いため、長時間持っていても疲れづらいです。

また、プライベート利用されにくいため、管理も容易です。

2.外回りが多い方

外回りの方で気になるのは、バッテリー持ちです。

終日外出しているとバッテリー残量が少なくなり、社内や取引先へ連絡できなくなる場面もあります。

しかし、ガラケーは余計な機能がなく、バッテリー消費を抑えられます。

そのため、電気切れを心配せず安心して使えます。

3.毎月の料金を安くしたい方

ガラケーは購入時の端末代金や、毎月の利用料金も安いため、経費を抑えられます。

法人の場合、従業員の数だけ契約すると通信費も高額になるため、安さ重視で選ぶならガラケーが向いています。

このようなビジネスマンはガラケーが不向き

ガラケーをおすすめしない利用者の特徴は3つです。

  1. アプリを使ってさまざまなことをしたい方
  2. 高容量のデータを受け渡しする方
  3. Webサービスを閲覧・編集したい方

特徴3つに当てはまる人はガラケーではなく、スマートフォンを検討した方が良いでしょう。

1.アプリを使ってさまざまなことをしたい人

ガラケーの場合、アプリをダウンロードしても使用できないことが多いです。

スマートフォンのように社内チャットサービスを利用したり、ファイルをクラウド上に保管したりすることは困難。

電話だけでなく、業務を効率化するツールとして活用したい方には不向きといえます。

関連記事:法人スマホを導入するメリット・デメリットは?手順も詳しく解説

2.高容量のデータを受け渡しする方

ガラケーは、重いデータの受け渡しに向いていません。

データもメール利用が前提のため、大容量のファイルを送ろうとしても容量制限に引っかかり、送れないこともあります。

また、利用可能なデータ量を低く設定している通信会社が多く、容量の大きいデータを送るとすぐにデータ容量を超過し、通信速度が低下することも注意しましょう。

3.Webサービスを閲覧・編集したい方

多くの企業で導入しているOfficeやGoogleドキュメントなどの資料作成ツールはガラケーに対応していません。

外回りの方なら、会社で作成した資料を移動中に確認したくてももできません。

時間を有効活用したい場合、ガラケーでは限界があります。

ガラケーを法人契約できる通信会社の選び方

ガラケーを法人契約するなら、どの通信会社で契約するかも非常に重要です。

料金に目が行きがちですが、取引先とこまめにやり取りする場合は通話・通信の品質も合わせて検討したいところです。

それぞれの会社の特徴について詳しく紹介します。

通信品質で選ぶなら大手キャリア

できる限り高速・快適な通信を使いたい方は、大手キャリアをおすすめします。

自社で通信設備を持っているので、安定した通信が確保されています。

ここからは大手通信会社の各プランについて紹介します。

ドコモ 法人用ガラケープラン

ドコモの料金プランは、音声の基本料金とデータ通信料金がセットになった一体型です。

一体型プランは音声の基本料金とデータ通信料金を個別に契約する必要がなく、無駄を省いている分、大手通信会社の中で最も安く契約できます。

また、ガラケーも他社より2〜3機種ほど取り扱いが多いです。

防水・防塵のみのベーシックモデル、Wi-FiやBluetooth機能を搭載した通常モデルが用意されており、用途に合わせた価格設定になっています。

【ケータイプラン(データ100MBセット)】

月額料金1,507円
ビジネスメンバーズ割187円割引
かけ放題オプション1,870円
合計3,190円
社内通話無料(国内通話)
そのほかの国内通話:22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円~
国際SMS:1回あたり50円

au 法人用ガラケープラン

auの料金プランは、音声の基本料金とデータ通信料金を付帯するか選べます。

普段の使用用途が「通話のみ」という方におすすめ。

なお、ガラケープランに「auスマートバリュー」などの割引は適用されないため注意しましょう。

【ケータイプラン】

月額料金
(音声通話のみ)
1,265円
データ利用
(300MB)
330円
通話定額21,980円
合計3,575円
社内通話無料(国内通話)
そのほかの国内通話:22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円~
国際SMS:1回あたり50円

ソフトバンク 法人用ガラケープラン

ソフトバンクの料金プランは、音声の基本料金と使用するデータ通信料金を選べます。

テザリング対応しているガラケーであれば、外出先でパソコンも利用できるため、ビジネスマンにおすすめです。

【ケータイ通話プラン】

月額料金
(音声通話のみ)
1,078円
定額オプション1,980円
合計3,058円
社内通話無料(国内通話)
そのほかの国内通話:22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円~
国際SMS:1回あたり50円

ケータイ通話プランに加えて以下のデータプランを組み合わせて使えます。

【ケータイ100MBプラン】

利用可能データ量100MB
月額料金330円

【ミニフィットプラン+】

データ容量月額料金
~3GB4,400円
~2GB3,300円
~1GB2,200円

【メリハリ無制限】

利用可能データ量無制限
月額料金6,160円

データ利用が少量なら最低3,358円、テザリングを利用するなら最大9,218円と、シーンに合わせてプランを選択可能です。

月額料金の安さなら格安SIM

格安SIMは、大手通信会社の通信回線を借りてサービスを提供する通信事業者です。

格安SIMによりガラケー専用プランがないところもあります。その場合、スマートフォンと同じ料金プランでサービスが提供されています。

また、事業者によってガラケーの取り扱い有無が異なります。そのため、事前にガラケーを準備する必要があります。

格安SIM事業者(MVNO)の具体的な料金は、以下をご参考ください。

月額料金かけ放題料金
mineo1,441円~(500MB〜)880円(10分以内の国内通話かけ放題)
BIGLOBE770円(データなしプラン)
858円~(データありプラン)
660円(3分かけ放題通話パック60)
913円(10分かけ放題通話パック90)
Y!mobile1,358円~(1MB〜)1,100円(スーパーだれとでも定額)
UQモバイル1,628円~(3GB〜)550円(通話パック)
880円(通話放題ライト)
1,980円(通話放題)
NifMo1,474円~(1.1GB〜)かけ放題プランなし
*全て音声とデータ通信ありのプランを表記

格安SIMは料金が安い一方、通信速度が落ちることや、お店を持たない事業者もあり、対面のサポートは手薄です。

法人携帯でガラケーの契約手順

ガラケーで法人契約する手順について解説します。

  1. プランを選ぶ
  2. 契約書類を用意
  3. 各社の申込窓口から申し込む
  4. 契約した端末、SIMカードを受け取る

手順のうち、通信会社により契約の窓口が異なるため注意しましょう。

1.プランを選ぶ

法人の利用状況に合わせた料金プランを選びます。

品質重視なら大手通信会社、できるだけ料金を下げたいなら格安SIMを選びましょう。

大手通信会社でも

  • 安くしたいならドコモ
  • 音声通話のみでよければau
  • パソコンのテザリングも考えているならソフトバンク

と考えてください。

格安SIMは料金プランとかけ放題の有無、ガラケーの販売状況が分かれていることに注意しながら選択します。

2.契約書類を用意

法人携帯を新規で契約する場合、4つの書類が必要です。

法人を証明する書類
(いずれか1点)
・登記簿謄本
・印鑑証明
個人を証明する書類
(いずれか1点)
・運転免許証
・マイナンバーカード
法人と個人の関係性を証明する書類・社員証
・名刺
・代表者からの委任状(必要があれば)
支払い方法・クレジットカード
・キャッシュカード
・預金通帳および印鑑

1つでも欠けていると契約できません。

特に「法人を証明する書類」は個別発行が必要なこともありますので、事前に確認しておきましょう。

3.各社の申込窓口から申し込む

必要書類が揃えば、あとは申込窓口で申し込むだけです。

大手通信会社の申込窓口はショップの窓口がメイン。

契約数が多ければ、本社や管轄支店の法人営業社員が会社まで出向いてくれる場合もあります。

格安SIMのうちmineoなどショップを持っていない事業者は、オンラインで受付をし、必要書類を郵送で送れば申込が完了します。

どこで申し込めばよいかわからない場合、事前に各社のコールセンターで確認できます。

4.契約した端末、SIMカードを受け取る

ショップ窓口の場合は、その場に契約する端末とSIMカードがあれば持ち帰り、すぐ使用できます。

ただし、法人担当者は全てのショップに在籍している訳でないので後日来店、郵送の対応となることも。

オンラインで申し込んだ場合、後日端末やSIMカードを郵送で受け取ります。

届いた端末にSIMカードを挿し開通手続きをすれば、その日から利用開始できます。

まとめ:法人携帯でガラケーを使うメリットとデメリットを把握しよう

ガラケーを法人契約する場合、端末料金、月額料金がスマートフォンと比較し半額以下で使用することも可能です。

ガラケーは余計な機能がないためバッテリーの消費が遅く、外回りの方や通話をメインに利用する方におすすめ。

一方で機能が制限されるため、クラウドサービスを使った書類の管理や、高容量のデータの受け渡しには不向きです。

自社の利用状況にあったプランを選ばなければ、余計なお金を払うことになるため、まずは用途を明確にしてから選びましょう。