ホームページ制作を3万円という低価格で依頼できる業者がありますが、果たしてどこまで対応してもらえるのでしょうか。安く済ませたい反面、クオリティに不安を感じるかもしれません。
この記事では、3万円でホームページを制作する際の依頼先の選び方や、注意すべきポイントを詳しく解説します。低予算でも効果的なホームページを作るためのコツが満載ですので、制作を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
Webサイトやホームページ制作を3万円で依頼できる業者
3万円という予算内でホームページ制作を依頼できる業者を紹介します。
- 株式会社ラックスラウンジ
- Monoledge
- NOP合同会社
- 株式会社 ALL WEB CONSULTING
- 鶴岡製作所
- 有限会社Imagecontrol
それぞれ詳しく見ていきます。
株式会社ラックスラウンジ
「3万円ドットコム」は、低コストでありながら基本的な機能を備えたホームページを迅速に提供するサービスです。初めてホームページを作成する方や、予算を抑えたい方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
3万円ドットコムのサービスには、以下の特徴があります。
- テンプレートよりも拡張性が高いプラットフォームを利用
- パソコン初心者でも安心なお知らせ更新機能付き
サービスプラン | サービス内容 |
制作費用:33,000円※追加1ページ11,000円 | お問い合わせフォームを含む5ページまでPC ・スマホ ・タブレット対応SEO内部対策 ・SEO外部対策アドバイス簡単な修正作業なら0円常時SSL暗号化通信Webに関するよろず相談ほか |
※初回の契約は36ヶ月で、その後は1年毎の自動更新となります。
Monoledge
「モノレッジ」は、低コストでありながら高機能なホームページを迅速に提供するサービスです。10年以上の制作経験豊富なスタッフが、親切丁寧にサポートしてくれます。
モノレッジのサービスには、以下の特徴があります。
- 300以上の実績があるホームページテンプレートで制作
- さまざまなホームページ形式&作成ソフトに対応
- 徹底した制作の仕組化&Web標準を考慮した設計
- ホームページ制作後もサポート
サービスプラン | サービス内容 |
スタンダードプラン 制作費用:35,000円 (費用は後払い制)※月額使用料0円 | SEO・スマホ対応Googleマップ設置SSL暗号化通信対応メインビジュアルなどの画像制作全国対応可能 |
※※手作りのため、1ヶ月数サイト限定の割引価格
NOP合同会社
個人事業主や小規模な店舗のホームページ制作に特化したWeb制作会社です。全国対応可能で、パソコンやネット関係の初心者でも安心して依頼できます。
NOP合同会社の制作プランには、以下の特徴があります。
- 大阪・神戸など阪神間限定で訪問相談にも対応
- ホームページ契約の契約期間がない
- 格安以外にも2つのプラン提供で柔軟に対応
サービスプラン | サービス内容 |
格安コピープラン 制作費用:39,800円※追加費用は発生しない | ホームページに書きたい内容が決まっている方向け原則5ページを想定専用の「完成サイト」を契約前に作成 |
デザインおまかせプラン 制作費用:78,800円※追加費用は発生しない | 集客に配慮した構成あまり文章が得意ではない、写真などが用意できない、ホームページから集客できるようになりたい方向け |
カスタム又はリニューアル 制作費用:150,000円~ | デザインや構成についてある程度指定がある ホームページをリニューアルしたい場合 |
※月々4,500円から保守・管理も対応
株式会社 ALL WEB CONSULTING
クライアントのニーズに合わせたカスタマイズ可能なホームページ制作を提供しています。SEOやレスポンシブデザインなど、最新のWeb技術を駆使して高品質なサイトを構築します。
ALL WEB CONSULTINGが提供するサービスには、以下の特徴があります。
- 制作実績123社超!実績の数だけノウハウあり
- 豊富な実績からさまざまな業種に対応可能
- 北陸・関東エリアは対面での打ち合わせ可能
サービスプラン | サービス内容 |
開業パックテンプレート 制作費用:30,000円~納期目安:7日~ | 今すぐホームページが必要な方向け 1ページ:30,000円~ 3ページ:78,000円~ 他5・7・10ページ対応プランあり ※1ヶ月間の無料サポート付き |
※1ページ追加で15,000円からとなります。
>>株式会社 ALL WEB CONSULTINGの詳細はこちら
鶴岡製作所
ホームページのことは何も分からないという初心者の方向けに、丁寧な対応とサービスを提供しています。100万円クラスの案件を担当する、実績豊富なデザイナーが制作を担当します。
エニアピのサービスには、以下の特徴があります。
- スマホにデザインを最適化することで作業の50%近くをカット
- シンプルデザインにすることで無駄な作業を大幅カット
- 連絡手段を LINE や電話に集約することで作業を大幅カット
サービスプラン | サービス内容 |
基本仕様 制作費用:39,000円納期目安:5日 | 上段に表示される巨大イメージ画像3つ分の情報ブロック 商品やサービスの写真(6枚まで) 連絡先の案内(TEL および LINE) |
※サーバー・ドメインは別途契約が必要です。
有限会社Imagecontrol
システムを絡めたホームページ制作から格安制作まで、さまざまなWebサイトの制作をしている会社です。ホームページだけでなく、オリジナル名刺やハガキサイズのDM・A4チラシ・ロゴなど、さまざまなサービスを提供しています。
有限会社Imagecontrolのサービスには、以下の強みがあります。
- 格安プランでは更新システムやメールフォーム・独自ドメインなどがセットに
- オリジナルデザインのホームページを制作可能
サービスプラン | サービス内容 |
格安ホームページ制作 制作費用:30,000円 | ラフデザイン修正:可制作ページ数:最大5ページ 独自ドメイン:取得・設定代込み レンタルサーバー:ドメインは.com に限る メールアドレス:最大20個まで作成可 メールフォーム設定:2個まで制作 更新管理システム:対応 保守管理:月2回まで対応 |
※PC・スマホ版どちらか片方の制作となり、制作ページ数が5ページ未満でも料金は変わりません。
ホームページ制作を3万円で依頼する場合の注意点
3万円という限られた予算でホームページ制作を依頼する場合、いくつかの注意点があります。事前にこれらの点を確認し、トラブルを避けましょう。
- 文章や画像を自社で用意する必要がある
- 打ち合わせが電話やメールのみの場合がある
- 修正対応に追加料金がかかる場合がある
- 格安プランには年単位での契約が必要な場合がある
- 著作権を譲渡してもらえない場合がある
それぞれ詳しく見ていきます。
文章や画像を自社で用意する必要がある
3万円のホームページ制作プランでは、文章や画像の作成が含まれていない場合があります。
制作会社に文章や画像の作成を依頼すると、追加料金が発生する可能性も。どのような内容を掲載したいかを整理し、写真撮影や文章作成を行う準備をしておくとスムーズです。
とくに画像は高解像度のものを用意すると、サイト全体の見栄えが良くなります。文章は読みやすく明確に書くことを心がけてください。情報が整理されていると制作会社もスムーズに作業を進められるため、完成度の高いサイトが出来上がります。
打ち合わせが電話やメールのみの場合がある
3万円での格安ホームページ制作プランでは、対面での打ち合わせが難しいケースが少なくありません。遠方の制作会社に依頼する際は、打ち合わせは電話やメールが中心となります。
対面でのコミュニケーションが取れないと、意思疎通が上手くできないリスクがあります。依頼内容を明確に伝え、制作会社の理解を確認するなど、綿密なやり取りを心がけましょう。電話やメールでのコミュニケーションでは、言葉の選び方や表現方法にも注意が必要です。
修正対応に追加料金がかかる場合がある
修正回数に制限があり、修正内容によっては追加料金が発生する場合があります。少しだけデザインを変更したい場合でも、追加料金が発生する可能性があるため注意が必要です。
契約前に修正対応についてのルールを確認しておきましょう。納品後のイメージと実際の仕上がりにギャップが生じた際のリスクを考慮し、修正対応の条件を十分に検討した上で依頼先を選択することが重要です。なかには修正回数が無制限のプランや、軽微な修正であれば無料で対応してくれる会社もあります。
関連記事:ホームページの修正を依頼する方法とは?確認事項や費用相場を解説
格安プランには年単位での契約が必要な場合がある
制作自体は安価な代わりに、1年などの長期契約を求められるケースがあります。この点は見落としがちですが、中長期的な視点で検討すべき重要な要素です。長期契約を前提とするプランでは、たとえ不満があっても簡単に乗り換えできません。
契約期間や解約条件については、契約前に確認するのがおすすめです。月単位の契約や、途中解約金が不要なプランを用意している会社もあります。
ホームページ制作は、作って終わりではありません。その後の運用や更新も視野に入れ、長期的な関係を築ける制作会社を選びましょう。
著作権を譲渡してもらえない場合がある
著作権の扱いについても注意が必要です。制作会社によっては著作権を譲渡せず、制作会社側が保持するケースがあります。
その場合、ホームページの内容を自由に改変できません。将来的に自社で編集・更新していきたい、あるいは他社に依頼したい場合、著作権が譲渡されていないと思うようには進められなくなる可能性があります。
トラブルを避けるためにも、著作権の譲渡について事前に確認し、合意しておくことが重要です。
ホームページ制作を3万円で依頼するデメリット
格安プランには以下のようなデメリットもあります。
- デザインや機能性に限りがある
- SEOが不十分な場合がある
- 期待通りの品質に到達しない場合がある
詳しく見ていきましょう。
デザインや機能性に限りがある
格安プランの場合、デザインや機能面での制約が大きいことを理解しておく必要があります。低価格を実現するために、テンプレートを使用することが一般的です。複雑なデザインやカスタマイズを望んでいても、価格の限界から実現は難しいでしょう。
また、機能面でも高度なプログラミングを必要とする要素は、盛り込めないことが予想されます。シンプルなデザインとある程度の機能に絞って制作せざるを得ません。
自社のブランドイメージを十分に反映できない、ユーザビリティに課題が残るといったリスクを認識した上で、低価格プランの選択を検討しましょう。
SEOが不十分な場合がある
SEO(検索エンジン最適化)は、検索エンジンでの上位表示を目指すための施策です。これが適切に行われていないと、検索結果での表示順位が低くなり、アクセス数が増えない可能性があります。
SEOにはキーワード選定やコンテンツの最適化、内部・外部対策など、専門的な知識と技術が必要です。3万円の格安プランではどこまでSEOに対応してくれるのか、事前に確認しておきましょう。
期待通りの品質に到達しない場合がある
低価格であるため、使用するテンプレートや提供される機能に制限があり、細かなカスタマイズや高度なデザインには対応できない場合があります。その結果、希望したデザインや機能を完全に実現できないことも。
また、制作会社のスキルや経験によっても品質に差が出ることがあり、完成したサイトがイメージと異なるケースも存在します。このため、事前に制作実績を確認し、自分の要望に合った会社を選ぶのが重要です。
さらに、具体的な要望を伝えることで、可能な限り希望に近いサイトを作成してもらえます。ただし、予算内で実現可能な範囲を理解し、妥協が必要な部分を明確にするのも大切です。制作過程で定期的に進捗を確認し、必要な修正を早めに伝えれば、より満足度の高い仕上がりになるでしょう。
まとめ:ホームページ制作を3万円で依頼するには注意が必要
格安プランの多くは文章や画像などのコンテンツを自社で用意する必要があり、制作会社とのコミュニケーションも電話やメールが中心になるでしょう。また、修正対応に追加料金がかかる場合や、年単位での契約が必要なケースもあります。
このように、3万円でのホームページ制作にはメリットだけでなく、デメリットもあることを理解しておく必要があります。
とはいえ、予算が限られている中でホームページを作成したい方にとって、低価格プランは魅力的な選択肢です。依頼先の選定では、提供内容や契約条件を入念に確認し、自社のニーズに最適かを慎重に判断することが求められます。