法人携帯を使用して数年が経ち、機種変更を検討しているものの、必要書類や手続き方法がわからずお困りの方もいるのではないでしょうか。ドコモで機種変更する場合、自社の希望に合わせて、窓口かオンラインショップから手続きができます。
本記事では、ドコモで法人携帯の機種変更をする際の必要書類や、それぞれの手続き方法のメリット・注意点などを解説します。法人携帯の機種変更でお困りの方は、参考にしてください。
ドコモ法人携帯の機種変更で必要な書類
ドコモの法人携帯を機種変更する際は、以下の書類が必要です。確認書類のコピーは提出不可であるなど、注意点も把握しましょう。オンラインショップを利用する場合は、ファイルのアップロードが必要です。
「法人」に関する確認書類(いずれか1点) | 登記簿謄(抄)本(現在(履歴)事項証明書) 印鑑証明書※発行日より3ヶ月以内で、法人名・所在地・代表者名がわかるもの※ 原本のみ可 |
来店者の本人確認書類(いずれか1点) | 運転免許証 マイナンバーカード(個人番号カード) ※運転免許証・マイナンバーカード以外の場合は「補助書類」が必要。補助書類は「公共料金領収証」または「住民票」(発行日から3ヶ月以内など条件あり) ※来店者の本人確認書類は「契約者の本人確認書類」に準ずる。 ※現住所記載のものに限る。※原本のみ可。 |
「法人」との関係がわかるもの(いずれか1点) | 社員証名刺代表者からの委任状 ※原本のみ可 ※機種変更と同時の「ドコモの分割払い」の申込みにおいて名刺での受付は不可 |
利用中の携帯電話機 | 携帯電話機 本体(ドコモUIMカード/ドコモminiUIMカード/ドコモnanoUIMカード含む) |
必要な費用 | 手数料:3,850円 ※翌月のご利用料金と合わせて請求が発生。 ※オンラインショップの場合は手数料無料携帯電話機などのお買い上げ代金 |
ドコモ法人携帯の機種変更の流れ
ドコモの法人携帯は、以下の方法で機種変更をします。
- ドコモショップ・量販店
- オンラインショップ
ここからは、それぞれの手続きの流れについて解説します。
ドコモショップ・量販店
①事前準備
申込み前の事前準備として、以下の点を確認しておきましょう。
- 必要書類
- 利用中の携帯電話
- データバックアップと移行方法
万が一に備えて、事前にデータのバックアップをしておくと安心です。端末により異なりますが、「iCloud」や「ドコモデータコピー」などでバックアップができます。また事前準備に合わせ「来店予約」をしておくと、案内まで待つことなくスムーズに進みます。
②購入手続き
購入手続きにあたり、以下の内容を決めます。
- 製品
- 料金プラン
- ケータイ補償サービス
店頭に並ぶ商品から、希望の機種やオプション品を選びましょう。ビジネス向けスマートフォンは、低価格のものからミドルスペックのもの、ドコモケータイなど幅広いラインナップの機種が用意されています。事前に機種を調べて条件をある程度絞っておくと、迷う時間を最小限にとどめられるでしょう。
料金プランを変更したい場合にも、この時点で相談する必要があります。相談すると、機種やプランを変更した際の月々の支払い額を、シミュレーションで確認できます。「5G対応プラン」「Xi対応プラン」「割引・オプションサービス」など、さまざまなプランがあるため、自社の用途に合ったものを選びましょう。
商品を選んだあとは、申込みの手続きに進みます。スタッフより、最新の製品情報や、製品に関するお知らせ、万が一に備えた「ケータイ補償サービス」など事前サポート情報が案内されます。
③内容確認と商品受け取り
スタッフとともに申込み内容を確認し、相違がない場合は商品を受け取ります。以上で手続きは完了です。
ドコモオンラインショップ
①ログインする
ドコモオンラインショップにアクセスし、法人名義の場合は「dアカウント」または「ビジネスdアカウント」でログインします。事前に「dアカウント設定アプリ」によるパスワードレス設定が必要です。
②商品を選ぶ
ラインナップから自社の希望に合った商品を選びます。公式サイトで、メーカーやスペック、人気ランキング、価格帯などで絞って検索できます。
③商品の受け取り方を選ぶ
商品の受け取り方には、3つの方法があります。住所やニーズに応じて適切な受け取り方法は変わるため、自社に合った方法を選びましょう。
④料金プランを選ぶ
紹介されている内容を参考に、料金プランを選びます。
⑤支払い方法を選ぶ
オンラインショップで機種変更する場合、以下の方法から支払い方法を選びます。
- クレジットカードでお支払い
- 代金引換払い
- 電話料金合算払い
なお、電話料金合算払いは、spモード(またはiモード)契約のある方、ahamoインターネット接続サービスまたはirumoインターネット接続サービスを利用の方が対象です。
自分でデータを移行する方法
ドコモで法人携帯の機種変更をした際、自分でデータを移行することも可能です。以下では、スマホアプリ「データコピー」(サービス終了予定)を用いてデータを移行する方法について解説します。
関連記事:法人携帯の機種変更に必要なものは?データ移行の方法や注意点も解説
スマホアプリ「データコピー」をダウンロードする
ここでは、「データコピー」のダウンロードから利用開始までの手順を解説します。
データ移行操作を行う
移行中の注意点
- データ移行中は、他の操作を行わない。
- 空き容量が足りない場合、項目を選択しなおすか、コピー元のデータを整理してからやり直しが必要。
- コピー先端末の仕様などにより、データがコピーできない場合や移行したデータが正しく認識できない場合がある。
- 利用の機種やOS、アプリのバージョンなどにより、動作や表示が異なる場合がある。
- 電池残量が少ない場合、移行できない場合がある。
出典:docomo
ドコモの窓口で機種変更をするメリット
ドコモの窓口で機種変更をすると、以下のメリットがあります。
- スタッフにその場で相談できる
- 当日に端末を受け取れる
- 初期設定のサポートが受けられる
それぞれ詳しく解説します。
スタッフにその場で相談できる
窓口で機種変更をする場合、悩み事をその場でスタッフに相談できます。法人用携帯は端末の種類や料金プランが豊富なため、1人で決めきれないこともありますが、窓口で自社の現状や課題などを相談すれば、適切な提案を受けられるでしょう。
専門知識のあるスタッフに相談することで、自社のニーズに応じた適切な機種やプランを選べます。デザインや重さ、サイズなども確認のうえ納得した契約できるため、機種の選択に失敗しにくいでしょう。
当日に端末を受け取れる
窓口で手続きすれば、当日に端末を受け取れます。その場で新しい端末の動作を確認しながら、今後の活用方法を聞きたい場合におすすめです。
初期設定のサポートが受けられる
スマホ購入と同時である場合、無料で初期設定やデータ移行などをサポートしてもらえる点も安心です。Googleアカウント・Apple IDの設定やドコモが提供するサービスの初期設定、データ移行などのサポートを受けられます。
オンラインショップで機種変更をするメリット
オンラインショップでの機種変更は、直接出向くことなく手続きが進められることで、以下のようなメリットがあります。
- 事務手数料がかからない
- 好きな時間・場所で手続きできる
- 待ち時間がない
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
事務手数料がかからない
オンラインショップでの手続きは、窓口で手続きする際に要する手数料3,850円が、かかりません。経費削減につながるため、周辺機器を購入する料金に充てることも可能です。
好きな時間・場所で手続きできる
オンラインショップは24時間手続きに対応しているため、都合のよい時間帯に利用できます。インターネット回線があれば、オフィスや自宅など好きな場所で手続きを進めることが可能です。ショップの営業時間外に手続きを進めたい場合にもおすすめです。
待ち時間がない
窓口に出向く必要がないため、待ち時間なしで手続きができます。時間を有効活用できるでしょう。端末は最短2日で届きます。。
ドコモ法人携帯の機種変更をする際の注意点
ドコモで法人携帯の機種変更をする場合は、窓口とオンライン、それぞれに注意点があります。以下で解説します。
窓口で手続きする場合
窓口で機種変更の手続きをする場合、来店予約や窓口に出向くなど、申込みまでに手間がかかります。時間帯によっては混雑しているため、土日祝や仕事を終えたあとは、待ち時間が長くなる可能性があります。また、次の利用客が待っている場合、商品を選ぶ時間が十分に取れないこともあるでしょう。
窓口での手続きを希望する際は、事前に機種や料金プラン、利用したいサービスなどをある程度決めたうえで訪問すると、手間がかからずスムーズに手続きを進められます。
オンラインショップで手続きする場合
契約状況により、以下の契約者はオンラインショップで手続きができない場合があります。
- オフィス割引
- ビジネス割引
- 通話料いっかつ割引
- ビジネス通話ホーダイ
またオンラインショップは、分割払いができません。分割払いを検討している場合は、店頭でスタッフに相談する必要があります。
なお、オンラインショップで購入したスマホを店頭受取にしてサポートを受ける場合、手数料3,300円が必要です。
まとめ:必要書類や手順を押さえてスムーズに機種変更しよう
ドコモで法人携帯の機種変更をする際は、ドコモショップの窓口とオンラインショップのどちらかで手続きが必要です。
窓口の場合、スタッフに相談できることで端末やプランが選びやすく、納得のうえで契約しやすいメリットがあります。オンラインショップの場合、場所や時間を問わず自社に都合のよい方法で手続きを進められます。
手順やメリット・注意点が異なるため、スムーズに手続きできるよう、それぞれの特徴を把握しておきましょう。いずれの場合も、必要書類や利用中の携帯電話が必要なため、事前準備をしたうえで申込みすることが大切です。