ホームページをリニューアルしたいけど、どこに頼めばいいか分からないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
ホームページの修正は企業やお店のイメージアップ、集客力アップにつながる重要な施策です。しかし、間違った方法で修正してしまうと、逆効果になってしまうことも。
この記事ではホームページの修正を依頼する方法や、費用相場まで分かりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、自社のホームページをより良くするためのヒントを見つけてください。
ホームページを修正する場合の依頼先
主な依頼先となる、以下の3つを紹介します。
- ホームページを制作した会社への依頼
- 自社でホームページの修正を行う
- 他のWebサイト制作会社へ依頼する
それぞれ詳しく見ていきます。
ホームページを制作した会社への依頼
最初に検討したいのは、修正依頼をするホームページを制作した会社です。なぜなら、ホームページを制作した会社ならサイトの構造や特徴を熟知しており、スムーズに修正を進められるからです。
また、過去のデータやデザインファイルも保管されているため、新たに資料を準備する手間も省けます。サイト全体のデザインやスタイルを一貫させやすく、違和感のない修正が可能です。
一方で、修正内容によっては制作会社の得意分野や制作方針と合わない場合があり、柔軟な対応が難しい可能性があります。
メリット | スムーズな対応 一貫したデザイン 安心感 |
デメリット | 費用の不透明さ 契約の縛り 新しいアイデアや視点を取り入れにくい |
自社でホームページの修正を行う
HTMLやCSSなどの専門知識があり、時間的余裕がある場合は自社で修正を行うことも可能です。外注費用がかからないためコストを抑えられ、修正内容やスケジュールを自由に決定できます。
一方で、修正作業に時間がかかり、本来の業務に支障が出る可能性も。
また、プロの制作会社に比べて、デザインや機能のクオリティが劣る可能性があるでしょう。テキストの修正や画像の差し替えなど、軽微な修正にとどめておくのがおすすめです。
自社で修正を行う場合は修正前に必ずバックアップを取り、修正内容を記録しておくようにしましょう。
メリット | コスト削減 即時対応 自社の要望を直接反映しやすい |
デメリット | 専門知識の必要性 社内担当者の時間と労力 トラブル対応が難しい場合がある |
他のWebサイト制作会社へ依頼する
より費用を抑えたい場合は、他のWebサイト制作会社への依頼も検討しましょう。新しいアイデアや視点を取り入れたい、大幅なリニューアルを検討する際などにも有効です。
ただし、サイトの構造を理解してもらうための時間やコストがかかります。依頼先の選定も慎重に行う必要があります。実績や専門性、費用対効果などを見極めましょう。
他のWebサイト制作会社に依頼する場合は引き継ぎ資料を準備し、修正内容や納期・費用について細かく確認することが大切です。
メリット | 新しい視点サービスの改善 |
デメリット | 依頼先選定に手間がかかるサイトの構造を理解してもらう時間やコストがかかる |
ホームページの修正依頼前に確認すること
事前に以下の3つをチェックしておくことで、スムーズに修正を進められるだけでなく、トラブルや手戻りを防げます。
- ホームページのデータの有無
- 依頼先の料金プラン
- 修正したい箇所
詳しく解説します。
ホームページのデータの有無
まず確認したいのが、ホームページのデータの有無です。
- HTMLやCSSなどのソースコード
- 画像データやテキストデータ
- CMSのログイン情報
修正に必要なデータが揃っているか確かめましょう。
データがない場合、修正に時間がかかったり再制作が必要になったりする可能性があります。データ管理の重要性を認識し、定期的にバックアップを取っておくことをおすすめします。
もしデータが手元にない場合は、制作会社に問い合わせてみましょう。データの提供を受けられるかもしれません。それでも入手できない時は、サイトの再制作も視野に入れて依頼先と相談する必要があります。
依頼先の料金プラン
ホームページの修正費用は、依頼先や修正内容によって異なります。事前に依頼先の料金プランを確認し、自社の予算と照らし合わせて検討しましょう。
一般的な料金プランは以下の4つです。
時間制 | 作業時間に応じて費用が発生 |
定額制 | 月額や年額で一定の料金を支払い、その期間内であれば何度でも修正依頼が可能 |
都度払い | 1回あたりの修正作業に対して料金が発生する |
成果報酬制 | ホームページの成果(アクセス数やお問い合わせ数など)に応じて費用が発生 |
見積もりを依頼する際は修正内容を具体的に伝え、追加料金が発生する可能性があるか確認しておきましょう。
修正したい箇所
なんとなく古くなったから、もっと見やすくしたいからといった漠然としたイメージだけでは、正確な見積もりを出せません。
修正したい箇所を具体的にリストアップし、依頼先に伝えましょう。
デザイン | 全体的のデザイン変更 一部のデザイン修正 スマホ対応(レスポンシブデザイン) |
コンテンツ | テキストの修正・追加 画像の差し替え・追加 ページの追加・削除 |
機能 | お問い合わせフォームの設置 ブログ機能の追加 ECサイト機能の追加 |
SEO | キーワード選定内部・外部対策 |
上記のように修正したい箇所を具体的に伝えることで、スムーズな打ち合わせと正確な見積もりが可能になります。優先順位をつけておくのも効果的です。
ホームページの修正依頼の費用相場
一般的な修正内容ごとの費用相場をまとめました。あくまでも目安として参考にしてください。
初回の確認作業 | 数千円〜5万円程度 |
テキストの追加・修正 | 数カ所の単純な修正であれば1万円以下 |
画像やイラストの追加・修正 | 1点あたり数千円~数万円 |
コンテンツやページの追加 | 1ページあたりの相場は3,000円~数万円程度 ブログ新規設置で数千円~数万円程度 |
レスポンシブ対応など機能追加 | 1ページあたり:10,000円~30,000円 画像1枚あたり:2,000円~6,000円 |
GoogleマップやYouTubeなどの埋め込み | 2,000円〜1万円程度 |
SEOやアクセス解析の設置など | SEOコンサルティング:月額10万~100万円以上 サイト設計コンサルティング:10万~50万円 コンテンツSEO:1記事あたり5,000円~50,000円 アクセス解析:数千円~数万円 |
WordPressなど更新しやすいCMSへの移管 | 数十万円から百万円以上 |
それぞれ詳しく見ていきます。
初回の確認作業
ホームページの修正を依頼する際、まず行われるのが初回の確認作業です。依頼先の担当者が、現在のサイトの状況を詳しくチェックします。
具体的には、以下のような点を確認します。
- サイトの規模や構成
- 使用しているプログラミング言語やツール
- デザインの特徴や改善点
- 各ページのコンテンツ内容
- サイトの課題や修正が必要な箇所
サイトの規模や複雑さによって、数時間から数日かかります。費用は数千円〜5万円程度が相場ですが、大規模なサイトの場合はさらに高くなるでしょう。
確認作業の結果をもとに、依頼先から具体的な修正プランや見積もりが提示されます。この段階で依頼内容や予算について詳しく話し合いましょう。
テキストの追加・修正
ホームページ修正の中でも、比較的シンプルな作業がテキストの追加・修正です。サービス内容の説明文や、お知らせの文言を変更するなど、軽微な文章の修正は頻繁に発生します。
費用は修正箇所の数によって変わります。数カ所の単純な修正なら、1万円以下で対応してもらえるケースも多いでしょう。
一方、ページ数が多く、大幅な内容変更が必要な場合は費用が増えます。また、単純な誤字脱字の修正とSEOを意識したキーワードの盛り込みでは、作業の難易度が違います。
テキスト修正を依頼する際は、具体的な修正箇所と内容を明確に伝えることが大切です。文章だけでなく、図表を使ってイメージを共有するのも効果的です。細かなニュアンスまですり合わせて、ミスのない修正を目指しましょう。
画像やイラストの追加・修正
画像やイラストの追加・修正にはデザイン作業が含まれるため、1点あたり数千円から数万円の費用がかかります。具体的な作業内容としては以下のようなものがあります。
- 画像の差し替え:新しい画像やイラストを既存のものと入れ替える作業
- 画像の加工:画像のリサイズやトリミング・色調補正など
- 新しい画像の追加:ページに新たな画像やイラストを追加し、適切な位置に配置
画像修正では、ホームページ全体のデザインとの整合性も大切なポイントです。デザインの雰囲気を伝えながら、修正箇所を具体的に指示しましょう。色味や大きさのイメージを、サンプル画像などを使って説明すると、より伝わりやすくなります。
コンテンツやページの追加
ホームページのリニューアルに伴い、新しいコンテンツやページを追加する場合があります。会社案内やサービス紹介・ブログなど、追加するコンテンツの種類はさまざまです。
- ページ数:1ページあたりの相場は3,000円~数万円程度
- ブログ:新規設置で数千円~数万円程度(記事数により変動)
また、コンテンツ追加に伴い、サイトの構成を変更する必要もあります。メニューやナビゲーションの修正・内部リンクの設定など、サイト全体の整合性を保つ作業も発生します。これらの作業も費用に含まれることが多いでしょう。
コンテンツ追加を依頼する際は、追加するページのイメージを具体的に伝えることが大切です。目的や想定する読者も共有し、効果的なページ作りを目指しましょう。
レスポンシブ対応など機能追加
レスポンシブ対応とは、端末の画面サイズに合わせてレイアウトが変化する機能です。レスポンシブ対応の費用は、サイトの規模やページ数によって異なります。
- 1ページあたり:10,000円~30,000円
- 画像1枚あたり:2,000円~6,000円
レスポンシブ対応以外にフォームやスライダー・多言語対応など、さまざまな機能追加が考えられます。
機能追加の依頼では、実装する機能の具体的な要件定義が欠かせません。目的や必要な機能を詳しく説明することが大切です。依頼先の提案を聞きながら、費用対効果の高い実装方法を選択しましょう。
GoogleマップやYouTubeなどの埋め込み
店舗案内にGoogleマップを表示したり、サービス紹介にYouTube動画を掲載したりと、ニーズは多数あります。
埋め込み作業は比較的簡単な修正で済むことが多く、2,000円〜1万円程度で対応可能なケースがほとんどです。ただし、デザインとの調整が必要だったり、レスポンシブ対応が求められたりする場合は、費用が増える可能性もあります。
SEOやアクセス解析の設置など
SEOやアクセス解析の設置には専門的な知識が必要です。サイトの検索エンジンランキングを向上させ、訪問者の行動を分析して改善点を見つけられます。
- SEOコンサルティング:月額10万~100万円以上
- サイト設計コンサルティング:10万~50万円
- コンテンツSEO:1記事あたり5,000円~50,000円
- アクセス解析:数千円~数万円
SEOやアクセス解析の設置を依頼する際には、具体的な目標やキーワード、解析したいデータの種類を明確に伝えることが重要です。依頼先の提案を踏まえて、必要な施策を選択し、効果的な設定を目指しましょう。
WordPressなど更新しやすいCMSへの移管
WordPressなどのCMSに移管することで、サイトの更新が容易になり、運用コストの削減や効率化が期待できます。移管作業は専門的な知識が必要なため、信頼できる業者に依頼することが重要です。
既存のサイトをWordPressなどのCMSに移管する作業は大規模なプロジェクトになることが多く、数十万円から百万円以上の費用がかかる場合があります。
CMS移行の依頼では、現在のホームページの課題や、将来的な運用方針を共有することが大切です。依頼先と入念に打ち合わせを行い、最適なCMSの選択と円滑な移行作業を目指しましょう。
また、移行後の運用体制についても検討が必要です。社内で管理できる仕組みを整えることが、長期的なホームページ運営には欠かせません。
関連記事:ホームページの管理方法の内容とは?かかる費用や相場も紹介
まとめ:ホームページ修正依頼は制作会社へ気軽に相談しましょう
ホームページの修正はサイトの目的や課題に合わせて、さまざまな観点から検討することが重要です。テキストや画像の差し替えからコンテンツの追加・機能の実装、SEO対策やCMSへの移行まで、修正内容は多岐にわたります。
しかし、間違った方法で修正してしまうと、逆効果になってしまうこともあります。
まずはホームページの修正で何を達成したいのか、目的を明確にしましょう。
そして、複数の制作会社に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較検討することが大切です。
この記事を参考に、ぜひプロの制作会社に相談し、ホームページをより良くするための第一歩を踏み出しましょう。